青年会がつなぐ地域の未来
- harunakawakami
- 8月19日
- 読了時間: 5分
FMうるま「OKINAWA FUTURE INNOVATION」 2025年8月19日(火)の放送は「青年会がつなぐ地域の未来」についてうるま市青年連合会企画部 / 沖縄県青年団協議会常任理事 城間 盛伍さんをお招きしてディスカッションしました。

テーマ:青年会の活動について
MC久高「街なかでもよく会っていてご縁があるなと思っているのが盛伍です。そもそも盛伍はどのような活動をしているの?」
白間さん「うるま市内には現在11から12ほどの青年会がありまして、その市内の青年会を取りまとめるのが『うるま市青年連合会』という組織です。そこで活動しています。私たちは、地域のお祭りのお手伝いなどで声をかけていただくことが多いですね。」
MC久高「もともと地域の青年会で活動していたの?」
白間さん「はい。私は地元の具志川青年会でエイサーをしていました。」
MC久高「そこから今は青年連合会ということですね。うるま市は、石川、具志川、勝連、与那城が合併してできた市ですよね。それぞれの地域の青年会で、意見がぶつかるようなことってある?」
白間さん「やはり、ぶつかることはありますね。青年会の活動で最も大きいのは、皆さんもご存知のエイサーですが、昔は『全島エイサーコンクール』という競技形式の時期もありました。そのため、各青年会は『自分たちのエイサーが一番だ』というプライドを持っており、競い合う風潮はあります。これはうるま市に限らず、どの地域でもある種のライバル意識のようなものだと思います。」
MC久高「それは皆さんが真剣に取り組んでいる証拠で、素晴らしいよね!そもそも、地元の青年会から青年連合会に入ろうと思ったきっかけは何だったの?」
白間さん「実は自分からではなく、現在の連合会会長からLINEで声をかけてもらったのがきっかけです。エイサーはだいたい25歳で引退という位置づけなのですが、そのタイミングで『次はうるま市青年連合会で、一緒にうるま市を盛り上げていかないか』と誘っていただき、お引き受けしました。」
MC久高「即決だったんですね。青年会では、エイサー以外にどのような活動を?」
白間さん「エイサーのイメージが強いと思いますが、他にも地域の活動をしています。例えば、私が所属していた具志川青年会では、朝の交通安全の旗振りや、地域の草刈りなども行います。自治会と一緒に地域を盛り上げていくことも、活動の大きな柱の一つです。」
MC久高「地域の方々からしたら、ヒーローのような存在だね!」

テーマ:医療・防災について
インタビュアー小川「私は大阪で救急医をしていた時、ドクターカーで現場に行くと、地域の青年部の方々が救急隊を手伝ってくれた記憶があります。地域のために様々な活動をされているのだなと感心していました。」
白間さん「私たちの活動の入り口はエイサーであることが多いですが、活動を続けるうちに自治会とのお付き合いも深まり、自然と地域貢献に目が向くようになるのだと思います。」
MC久高「地域の行事で、青年会が安全面や医療面でサポートすることはありますか?」
白間さん「はい。お祭りでは駐車場の係員など、体力が必要な役割を担うことが多いです。また、去年は地域の方々と一緒に自主防災組織のイベントも行いました。災害時などにも、顔の見える若い世代が地域にいることは、連携の面で非常に重要だと感じています。」
テーマ:うるま市の青年会の未来について
MC久高「うるま市は、青年会をはじめ連帯感がすごいよね。」
白間さん「そうですね。沖縄県全体で見ても、他の地域では青年会が減少している中で、うるま市は少しずつ復活し、増えてきています。」
MC久高「それはなぜでしょうか?」
白間さん「市長のサポートが大きいと思います。青年会活動に補助金をつけたり、県外派遣の機会を作ってくれたりすることで、メンバーのモチベーションが上がっています。市長は常々『エイサーだけでなく、地域のために活躍してほしい』というメッセージを伝えており、また『街づくりは人づくりから』という言葉を大切にされています。そうした風土の中で、私たちも活動を活発化させています。最近では、血縁関係がなくても「地域に貢献したい」という若者を広く受け入れるようになっています。」
インタビュアー小川「あっという間に時間ですね。最後に白間さんから一言お願いします。」
白間さん「青年会は、地域にとって必要不可欠な存在だと強く思っています。皆さんの活動へのご理解とご支援をいただけたら嬉しいです。今後とも青年会をよろしくお願いします。」
インタビュアー小川「地域の皆様を守るようなぜ防災や医療の面でも連携させていただければと思います!」
白間さん「ぜひ引き続きよろしくお願いします!」
◆うるま市青年連合会について
毎週火曜日18時から19時、
MRT presents OKINAWA FUTURE INNOVATION、次回もお楽しみに!

インタビュアー小川 智也について
MRT株式会社の代表取締役兼、現役医師。
国立病院機構大阪医療センター救命救急センターなどの経験を経て2011年にMRT入社。
MRTは医療人材プラットフォームを展開し、単発非常勤医師紹介では日本最大級のシェアを誇る。
国内初の遠隔診療(オンライン診療)サービスも開始。
MRTサイト:https://medrt.co.jp/