本がつなぐ地域の絆
- harunakawakami
- 2025年9月30日
- 読了時間: 4分
FMうるま「OKINAWA FUTURE INNOVATION」 2025年9月30日(火)の放送は「本がつなぐ地域の絆」について、ボランティアサークルビブリオサポートいずみ 代表 松茂良 毅さんをお招きしてディスカッションしました。

テーマ:ビブリオサポートいずみと松茂良さんについて
MC久高「『ビブリオサポートいずみ』では、普段どのような活動をされているのですか?」
松茂良さん「私は那覇市の繁多川という地域の図書館に勤めています。そこの公民館と連携し、一般の方から不要になった本をいただき、修繕が必要な本は綺麗にして、次に読みたい方へ提供する活動をしています。」
MC久高「松茂良さんのご出身はどちらですか?」
松茂良さん「私は浦添市出身で、那覇の図書館に勤めています。子供の頃から本が大好きでした。」
MC久高「小学校の図書館では何を読んでいましたか?」
松茂良さん「自分の時代は今ほど本が多くなかったので、『ズッコケ三人組』を読んでいました。那須正幹先生がリアルに、子供らしさを残しつつ大人の目線でもわかるように書かれていたと感じます。子供心に『自分たちにもできるかもしれない』と楽しめました。単に子供向けに書かれていないのです。」
MC久高「わかります。夢物語ではなく現実に近いため、『自分たちにもこんなこと起こり得る』と感じられるよね。あの時の本って冒険の入口みたいな感じでしたよね!」
松茂良さん「そうですね、楽しかったです。江戸川乱歩の『少年探偵団』はすべて読みました。とても面白く、ドキドキしました。誰が先に全巻読むか競争したりもしましたね。」
MC久高「あの頃はテレビより本が好きで、本の方が想像力が掻き立てられました。」
松茂良さん「そうですね。自分の頭の中で想像を働かせ、テレビより世界が広がっていく感覚がありました。」
MC久高「あの感覚が、今は薄れている気がします。本だけはなくならないで欲しいと切に願います。」
松茂良さん「本当にそうですね。先ほどのお話にもありましたが、本は『五感で読むもの』だと思っています。」

テーマ:ビブリオサポートいずみを立ち上げたきっかけについて
MC久高「『ビブリオサポートいずみ』を立ち上げたきっかけは何だったのですか?」
松茂良さん「やはりコロナ禍です。図書館も閉鎖されてしまいましたが、それでも利用者は来られます。私たちは『申し訳ない』とお断りするしかありませんでした。その一方で、上からは『本を購入しろ』という指示が来る。見せることもできないのに買うという矛盾に、イライラしていました。
本屋は営業しているのに、なぜ図書館は開けられないのか。『図書館は不要なのか』と、非常にストレスが溜まっていました。
なんとか本を提供したいと思っていた時、繁多川の公民館の方々が、地域の高齢者向けに移動販売などを始めました。そこで『本で手伝ってくれませんか』と声をかけられました。『ぜひやらせてください』と。図書館として動くと様々な制約がありますから、もう『個人でやろう』と決め、仲間3人でサークルを作ることになりました。
最初は自分たちの本や寄付された本、ダンボール5箱ほどから始め、あげるだけでは続かないので、交流も兼ねて『交換』という形にしました。本を介して会話が生まれ、コミュニティが生まれるきっかけになったんです。
コロナが落ち着き、他のメンバーが事情で抜け、今はほぼ私一人で活動しています。公民館の活動も続くとのことでしたので、『私も続けます』と。やがて、地域のお祭りや新都心の『つながるマーケット』といったマルシェからもお声がけいただくようになりました。」
MC久高「『ビブリオサポートいずみ』というお名前の由来は?」
松茂良さん「『いずみ』は、繁多川地域が昔、泉が多く豆腐作りで有名だったことから名付けました。『ビブリオ』は、スペイン語の『ビブリオテカ』(図書館)など、『本』に関連する言葉から取りました。少し格好つけてみました。」
MC久高「とても素敵です!松茂良さんは、図書館司書を25年も続けていらっしゃるのですね。この仕事の楽しい点はどこですか?」
松茂良さん「やはり本が好きなので、本に囲まれているだけで嬉しいです。新刊をいち早くチェックできるのも楽しいですね。職員はすぐには予約できませんが、予約が多くて利用者を待たせてしまいそうな本は、自分で買いに行くこともあります。」
MC久高「最後に松茂良さんから伝えたいことはありますか?」
松茂良さん「公民館に自分が買った本の本棚があるのでぜひ確認していただきたいです。そして自分のオススメの一言とかを書いておくので、ぜひ来て読んで手に取っていただければなと思います!」
ビブリオサポートいずみ:https://bibsupoizumi.ti-da.net/
ビブリオサポートいずみXアカウント:https://x.com/y03d50zJkmGTLKo
毎週火曜日18時から19時、
MRT presents OKINAWA FUTURE INNOVATION、次回もお楽しみに!

インタビュアー小川 智也について
MRT株式会社の代表取締役兼、現役医師。
国立病院機構大阪医療センター救命救急センターなどの経験を経て2011年にMRT入社。
MRTは医療人材プラットフォームを展開し、単発非常勤医師紹介では日本最大級のシェアを誇る。
国内初の遠隔診療(オンライン診療)サービスも開始。
MRTサイト:https://medrt.co.jp/



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