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OKINAWA
FUTURE
INNOVATION

手話と笑いの架け橋

  • harunakawakami
  • 2025年10月28日
  • 読了時間: 5分

FMうるま「OKINAWA FUTURE INNOVATION」 2025年10 月28 日(火)の放送は「手話と笑いの架け橋」について、手話コメディ 劇団アラマンダ座長 大屋あゆみさんをお招きしてディスカッションしました。

 

 

テーマ:手話コメディを始めたきっかけ

 

MC富樫「手話コメディについて詳しく教えてください。真面目な話だけでは手話も広がりにくいという中で、『コメディ』というところが面白いと思いました。手話コメディ劇団アラマンダは、どういった活動をされているのですか?」

 

大屋さん「私は吉本に所属しているのですが、吉本といえば大阪の新喜劇が有名ですよね。その新喜劇に手話を入れたら面白いのではないか、という発想で手話コメディを作りました。これが最初のきっかけです!

また私が一番理解をしてほしい、笑いを見てほしい対象は両親だったんです。私の両親は両方とも耳が聞こえないので、私が吉本に入った当時、両親は非常に反対していました。私はそれまで市役所で手話通訳の仕事をしており、その仕事を辞めてお笑いの道に進む、というのが両親からしたら『なぜ?』という感じでした。

でも、私は子どもの頃から舞台に立つのが好きだったので、『両親が見て分かるお笑いをやりたい』と思い、手話コメディを2018年に立ち上げました。立ち上げまでにはかなり時間がかかりました。」

 

MC富樫「そうだったんですね。ちなみに劇団アラマンダは何人ぐらいいらっしゃるんですか?」

 

大屋さん「今は私を含めて8名で活動しています。」

 

MC富樫「手話と発声は両方されるのですか?」

 

大屋さん「私たちの目標は、『聞こえる人、聞こえない人が一緒に楽しめる』をテーマにしているので、声を出しながら手話をやるというイメージです!」

 

MC富樫「これは面白いですね。障害がある人のためという考えではなく、『分ける必要はない』という考え方に近いですね。劇団でもまさにそれを実践されているのですね。」

 

大屋さん「そうなんです。聞こえる人、聞こえない人が一緒に楽しめるように、音声と手話を一緒に使っています。目的は二つあり、一つは私の両親のように耳が聞こえない皆さんにお笑いを見てほしいというのと、もう一つは、お笑い好きのお客様に手話に興味を持ってほしいなと思っています!」

 

 

テーマ:日本の手話推進について

 

大屋さん「実は、沖縄県は2016年に手話言語条例が制定されていて、毎月第3水曜日に手話を使いましょうと推進しているんです。」

 

MC久高「そうなんですか、それすら知らなかった!」

 

大屋さん「私も活動していく中で、この手話言語条例があること、毎月第3水曜日に手話を使おうという日があることを知り、沖縄県の取り組みに賛同して、手話普及のために頑張っていこうと、毎週木曜日に稽古をしています。舞台の有無に関わらずその取り組みを行っています。」

 

MC久高「私は中学校の頃、とても手話に興味があって、指文字は全てできましたが、使わないと忘れてしまいますね。」

 

大屋さん「そうなんです。手話は言語なので、使わないと忘れてしまうんです・・・」

 

 

テーマ:コミュニケーションの方法について

 

MC久高「耳が聞こえない方に対して、意識してほしいこと・気をつけてほしい・ここ見ててほしいことなどありますか?」

 

大屋さん「聞こえない方って、けっこう相手の目を見るんですよ。だから、こちらが間違えてしまっても大丈夫なんです。

むしろ間違えたほうが、相手が教えてくれますし。


やっぱり一番大事なのは、“話しかけたい”という気持ちですよね。

『何か必要なことはありませんか?』『手伝えることはありませんか?』みたいな声かけでいいんです。筆談でも全然かまいません。


たとえば、『手伝えることはありませんか?』ってどうやって伝えるんですか?と聞くだけでも、そこからコミュニケーションって広がりますよね。


だから、やっぱり“目を見る”というのが一番大切なことなんじゃないかなと思います。

聞こえる・聞こえないに関係なく、これは日本人に少し足りないところかもしれません。」

 

MC久高「これは日本人に足りないことだね。」

 

MC富樫「手話を一つの“言語”として捉えたときに、日本人が気をつけるべきだなと感じたことがあります。

今年マレーシアに行ったとき、マレー語で『ありがとう』と言ったら、相手もマレー語で『どういたしまして』と返してくれたんです。


でも日本では、外国人の方が日本語で『ありがとう』と言ってくれても、『You’re welcome!』と英語で返してしまう人がとても多い。

相手が自分の言語で感謝を伝えてくれたのなら、こちらもその言語で『どういたしまして』と返したほうが、すごく嬉しいし、心が通うと思うんです。


これを手話に置き換えると、私たちも手話を覚えて『ありがとう』と伝えたときには、『どういたしまして』を手話で返せるといいな、と思います。」

 

大屋さん「ぜひ、簡単な『ありがとう』や挨拶だけでもいいので、手話を使ってもらえると、みんな嬉しいと思います!」


毎週火曜日18時から19時、

MRT presents OKINAWA FUTURE INNOVATION、次回もお楽しみに!

 

 


インタビュアー小川 智也について


MRT株式会社の代表取締役兼、現役医師。

国立病院機構大阪医療センター救命救急センターなどの経験を経て2011年にMRT入社。


MRTは医療人材プラットフォームを展開し、単発非常勤医師紹介では日本最大級のシェアを誇る。

国内初の遠隔診療(オンライン診療)サービスも開始。


MRTサイト:https://medrt.co.jp/


 
 
 

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