地域の薬局の役割と沖縄での地域連携
- harunakawakami
- 2025年4月22日
- 読了時間: 6分
FMうるま「OKINAWA FUTURE INNOVATION」 2025年4月22日(火)の放送は「地域の薬局の役割と沖縄での地域連携」について、株式会社薬正堂 保険調剤部長 喜屋武 芳美さんをお招きしてディスカッションしました。

テーマ:薬剤師になろうと思ったきっかけとぬちまーす号について
MC富樫「喜屋武さんは薬剤師でいらっしゃいますが、ハーブや漢方にも詳しく、資格も持っているんですよ!喜屋武さんは、なぜ薬剤師になろうと思われたのですか?」
喜屋武さん「高校生の時、医師免許を持つ塾の先生に『薬剤師という仕事を知っているか』と聞かれたのがきっかけです。先生は、医師よりも人に教える方が好きで塾を開いていると話しており、その先生に勧められて薬剤師の道に興味を持ちました。実際に仕事をしてみて、楽しいですし、患者様から『ありがとう』と言われることにやりがいを感じ、天職だと思っています。」
MC久高「いいですね。そこからどうやって『ぬちまーす号』と繋がったんですか?」
MC富樫「このプロジェクトで最大の課題は『お薬をどう届けるか』でした。車両に薬を積んで回ることはできず、夜間に診察はできても薬を受け取れないのでは意味がないと考えていた時、すこやか薬局の社長が『私たちがやります!』と鶴の一声で夜間営業に名乗りを上げてくださいました。実は、すこやか薬局さんと出会うまで、私は薬局や薬剤師さんにあまり良いイメージを持っていませんでした。流れ作業的で、かかりつけの薬剤師という感覚を持てたことがなかったのです。しかし、すこやか薬局さんと仕事をして、『かかりつけ薬剤師』の本当の意味を知り、感動しました。」
MC久高「マリなんていつもすこやか薬局さんで処方してもらうからいいイメージしかなかった!(笑)結構お薬に関しては、お医者さんよりも薬剤師さんが信用できる!ごめんねダンディ(笑)」
インタビュアー小川「いや絶対そうです!(笑)」
MC久高「一回お医者さんからもらった処方箋を持っていったら『あれちょっとおかしい、確認しますね。』って確認してくれるの。それで薬が変わったこともあったし!」
インタビュアー小川「僕も薬剤師の方から連絡を受けて、このお薬よりもこっちのほうがいいですよとアドバイスをいただいて、そうですかありがとうございます。という感じで薬を変更することも多々あります。」
MC久高「そうだよね。だからすごく嬉しいな。親身になってちゃんと考えてくれているんだって分かるよね。」
インタビュアー小川「医師の立場からも薬剤師の方が、患者様とより親密に話をしてくださり、『こちらのお薬の方が良いのでは』と提案していただけるのはすごく助かります!」
MC富樫「薬剤師さんすごいですよね。でもお医者さんもすごいですよね!そして医療の質を担保するために必要なことってなんでも言える環境があることなんですよ。そんな環境が、ダンディと喜屋武さんのおかげで『ぬちまーす号』では構築されています。以前、外国人の母子が受診された際、お母さんは内科、お子さんは小児科と、別々の医師が診察しました。その時、両方の薬を把握し、授乳中のお母様の不安に寄り添いながら医師に情報を伝えられたのは、オンラインで参加してくださった喜屋武さんがいてくださったからでした。」
喜屋武さん「医師と患者様、そして薬剤師が同時にオンラインで繋がるというのは、今までにない体験でしたね。まさにチーム医療でした!」
テーマ:「医薬分業」について
MC富樫「みなさん『なんでお薬病院で出ないの』って思う方も多いと思うんです。そもそも、なぜ病院ではなく薬局で薬を出すのでしょうか?」
喜屋武さん「それは『医薬分業』という考え方に基づいています。診断は医師、薬のことは薬剤師と、専門性を分担し、それぞれを高めることで医療の質を向上させるのが目的です。私たち薬剤師は、薬の観点から医師にフィードバックするなど、専門性を高めていかなければなりません。」
MC富樫「実は薬局で待っている時間は、薬剤師さんが医師と『この薬で本当に大丈夫か』『より良い薬はないか』と打ち合わせをしてくれている時間なんですよ!」

テーマ:薬局の役割とすこやか薬局の先進的な取り組みについて
MC富樫「薬局には、薬を受け取るだけでなく、健康相談で訪れる方も多いそうですね。」
喜屋武さん「そうですね。サプリメントを飲まれている方だと、なるべく薬を飲まずにどうにか健康になりたいという方もいらっしゃいます。こういったことで何か方法はないかとご相談いただくことはあります。」
MC富樫「すごいですよね。すこやか薬局さんは、コロナ禍でドライブスルーでの処方箋受け取りをいち早く始められました。これって社内のどういった空気感でいつも決まっていらっしゃるんですか?」
喜屋武さん「会長がマクドナルドのドライブスルーを見て、『これが薬局にもあったらいいな』と考えたのが始まりです。雨の日にお子さんを連れている方や、足が不自由な方など、車から降りるのが大変な方々のために作られました。」
MC富樫「慢性疾患で毎月薬が必要な方には、後日配送サービスも便利ですね。一番怖いのは、基礎疾患の治療を自己判断で中断してしまうことです。」
喜屋武さん「処方箋の有効期限は発行日を含めて4日間なので、お忙しい時でもまず薬局に提出だけでもしていただきたいです。」
インタビュアー小川「あと最近は薬剤師さんがご自宅を訪問する在宅診療も増えていますよね。在宅に入っていただいて服薬指導とか、患者さんとの対話を重要視していただける薬剤師さんも増えてきています。僕も訪問診療をやっていたのですが、その時に薬剤師さんがご自宅に残っているお薬をチェックしていて驚きました。僕達は出したものはすべて飲んでいただけていると思っていたのですが、そうでない場合もあることを知りました。」
喜屋武さん「はい、そうなんです。ご自宅に残っているお薬(残薬)を確認し、管理するのも重要な仕事です。朝の分が何個残っていて、昼の分が何個残っていてなど、患者様がきちんと服用されているか、細かくチェックします!」
テーマ:薬の有効期限と今後の展望について
MC久高「処方された薬の有効期限はどれくらいですか?」
喜屋武さん「薬によって異なりますが、3〜5年ほどの有効期限があります。しかし、ご家庭での保管状況が分からないため、私たちは『1年以内には飲み切ってください』とお伝えしています。特にお子さんの場合は体重変化で薬の量が変わるため、早めの使用をお願いしています。」
MC久高「参考にします!(笑)喜屋武さん、そしてすこやか薬局の今後の夢や展望についてお聞かせください!」
喜屋武さん「現在42店舗ですが、ただ店舗を増やすのではなく、地域の困りごとを解決することを考えながら展開していきたいです。例えば、小児科がない地域への出店や、増え続ける在宅医療のニーズに応えられる薬局を一つひとつ増やしていきたいと考えています!」
毎週火曜日18時から19時、
MRT presents OKINAWA FUTURE INNOVATION、次回もお楽しみに!

インタビュアー小川 智也について
MRT株式会社の代表取締役兼、現役医師。
国立病院機構大阪医療センター救命救急センターなどの経験を経て2011年にMRT入社。
MRTは医療人材プラットフォームを展開し、単発非常勤医師紹介では日本最大級のシェアを誇る。
国内初の遠隔診療(オンライン診療)サービスも開始。
MRTサイト:https://medrt.co.jp/



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