教育から沖縄の若者の未来を支える
- harunakawakami
- 7月1日
- 読了時間: 6分
更新日:7月15日
FMうるま「OKINAWA FUTURE INNOVATION」 2025年7月1日(火)の放送は「教育から沖縄の若者の未来を支える」について、株式会社うむさんラボ /株式会社roku you 学びクリエイター玉城 哲真さんをお呼びしてディスカッションしました。

MC富樫「お会いするのは4年ぶりくらいですかね。以前お会いした時は、コザで教育支援を行う「花わらび」の代表をされていました。その後も様々なご活躍をされていますが、今回お呼びしたのには大きな理由があります。玉城さんが沖縄から旅立ってしまうという噂を聞きまして、、。いつどちらに行かれるんですか?」
玉城さん「そうですね、8月にマレーシアの大学院に進学するということで行かせてもらいます!」
MC富樫「大学院ではどのような勉強をされるんですか?」
玉城さん「大学院では『国際ビジネス』を学んでくる予定です。授業はもちろん英語なので、8月から来年の2月までは英語の準備コースに通い、そこから2年間、大学院で学びます。」
MC久高「そもそもなぜこのタイミングで大学院に行こうと思ったの?」
玉城さん「以前、多世代に向けた教育コンテンツを提供する『花わらび』という活動をしていました。子供にはプログラミング、高校生には探究活動の支援、大人にはリカレント教育というもので『熱中小学校』という学び舎を提供していました。そこで出会ったマサキさんという方に刺激を受けました。スタンフォードとハーバードの大学院を出てアメリカで活躍されている方で、マサキさんのお話を聞いて大学院進学を考え始め、3〜4年前から準備を進めていました。」
MC富樫「なるほど、そこに向かっていたのですね。これから成長していく国で学べるのは楽しみですね。マレーシアの教育に違いってあるんですかね?」
玉城さん「日本から海外への教育移住というものが増える中で、マレーシアはコストパフォーマンスが高く、教育の質も良いと評価されています。日本人学校のレベルも高いですし、教育の土台がしっかりしているのだと思っています。」
MC富樫「ぜひ、マレーシアからのオンライン中継もしましょうね!!マレーシア移住後のプランは何か考えていますか?」
玉城さん「まずはビジネスの基礎・基本を徹底的にアップデートしたいです。国際ビジネスという学問を活かして、国際的な貿易や、それを手掛ける企業のコンサルティングなど、ビジネスグローバルに活躍できる人材になりたいと考えています!」
MC久高「哲真は沖縄で生まれ育って、大学まででて、どうして人の学びをサポートする道に進もうと思ったの?」
玉城さん「関西外国語大学に通っていて、世界で活躍する『ビジネスパーソン』になる!という夢があったのですが、奨学金が出る留学試験に落ちてしまったんです。そこで教職課程を取る選択をした時に、初めて「学ぶことの面白さ」を知りました。学ぶことがこんなに楽しいんだって思った経験が自分の中で大きかったんです。この体験を沖縄の子供たちにも届けたい、選択肢が限られがちな沖縄の教育格差をどうにかしたい、という思いが教育に携わる最初のきっかけでした。」
MC富樫「今哲真さんは先生でもあるんですよね?」
玉城さん「はい。株式会社roku youの事業として、週に1〜2回、学校の『総合的な探究の時間』のサポートをしています。例えば、具志川中学校では、企業からのミッションに取り組む活動をしています。『津堅島の廃棄人参をどうにかしたい』いうミッションでは、生徒たちが様々なアイデアを出し、試作品やレシピを考案しているところです。」
MC久高「子どもだからこそもっと頭が柔らかいし、色々なアイデアが出てきそう!」
MC富樫「玉城さんは教員免許も持っているんですよね?」
玉城さん「小・中・高の免許を持っています。大学卒業後、小学校の先生を4ヶ月ほど経験しました。コロナ禍と重なった時期で、給食の時も『食べてはマスク』の繰り返しで…。少し窮屈に感じてしまい、早めにリタイアしてしまいました。」
MC久高「コロナ禍の時そうだったもんね、子どもたちがお互いに顔を知らない時期が、、。でもその経験があったからこそ、今の道に進むことになったってことだよね。やっぱり物事は導かれるように進んでいくんだね。」
玉城さん「そうですね。今は、SEL(ソーシャル・エモーショナル・ラーニング)という、社会性と感情の学びを重視しています。コロナ禍で失われた人間関係の構築や、自己理解を深めるための教育です。まさに今日のタイトルにある『教育から沖縄の若者の未来を支える』という意味では、沖縄の子たちの自己理解や内面に気づかせる支援もそうですし、人との関係性やコミュニケーションを支えていることが僕らの教育スタイルです。」
MC富樫「ダンディはドクターなんですが、CEOをやっておりました何百人という従業員を束ねているんですが、『MBA』を持っているんですよ。」
インタビュアー小川「私も元々は医師で医学のことしか知らず全くの医学バカだったので、経営を学ぶために2年間大学院でみっちり勉強しました。」
玉城さん「まさに僕がやろうとしていることです!もう一つの武器を手に入れるという。」
インタビュアー小川「今日マレーシアの話があったと思うんですが、それって素晴らしいことだと思います。ちょうど今MRTでも東南アジアの国々の医療サポートをこれから開始します。今年はベトナムで、医学生や若手医師向けに日本の新しい医療や仕組みを紹介する勉強会などを行う予定です。東南アジアの皆さんは非常に勉強熱心で、学習意欲に溢れているのでマレーシアに行かれてもすごくすごく刺激になると思います!」
MC久高「今哲真の目がキランってしているよ!」
玉城さん「僕も教育を通して、日本と世界を繋ぐような仕事がしたいと考えていたので、身近にダンディさんのようなロールモデルがいらっしゃって、ご縁に恵まれたと感じています!」
インタビュアー小川「教育にはすごく未来がありますよね!」
MC富樫「これはもう、玉哲さんにマレーシアの市場開拓をお願いするしかないですね(笑)。」
玉城さん「ビジネスを学ぶためなら何でもやります!ぜひ手伝わせてください!」
MC富樫「それでは最後に、ダンディから玉城さんへ、応援のメッセージをお願いします!」
インタビュアー小川「今持っている希望や夢、エネルギーをマレーシアで存分に発揮していただき、その経験を沖縄の教育や日本の医療にフィードバックする未来を創っていただければと思います!」

毎週火曜日18時から19時、
MRT presents OKINAWA FUTURE INNOVATION、次回もお楽しみに!

インタビュアー小川 智也について
MRT株式会社の代表取締役兼、現役医師。
国立病院機構大阪医療センター救命救急センターなどの経験を経て2011年にMRT入社。
MRTは医療人材プラットフォームを展開し、単発非常勤医師紹介では日本最大級のシェアを誇る。
国内初の遠隔診療(オンライン診療)サービスも開始。
MRTサイト:https://medrt.co.jp/
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